川崎市川崎区の市立中学校で非常勤の教諭などとして働いていた40代の男性に対し、同僚の教諭が「ハゲてねぇし」とプリントされたTシャツを贈っていたことが、市教育委員会などへの取材でわかった。市教委は薄毛をからかうハラスメントにあたる疑いがあるとして、関係者から事情を聴いている。 市教委と学校によると、男性は3月下旬まで非常勤や臨時任用の教諭として勤務。Tシャツは、2年生を担当する同僚教諭12人が1月に旅行に行った際の土産として男性に渡していたという。男性は旅行に参加していなかった。 男性は3月末で任用期間が終わり、再任されなかった。3月下旬に男性名で市教委にTシャツの現物と、「在職中に容姿などについてバカにされたり同封のTシャツを作られ着るように言われました」「これはいじめです。教師がいじめをしています」などと記された手紙が届いた。 学校は同僚がTシャツを渡したことを認めており、市教委は12人