発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第482回目は『Hell Let Loose』を紹介する。 本作は第二次世界大戦をベースにした、リアル志向の1人称視点ミリタリーシューターである。プレイヤーは6人小隊の一員として、50対50の大規模戦に参加する。重々しい戦車が戦場を制圧するなか、兵站線を構築して前線に物資を送り込んだり、どこに人員を割くのか管理したりといった、ストラテジー要素が絡んでくるのが特徴。戦争の歯車として、激しい交戦のなかに身を挺する兵士たち。彼らが生み出す、計画された混沌を再現しようと挑戦しているのが『Hell Let Loose』である。歩兵戦だけでなく、戦車による砲撃、迫撃砲の呼び出し、駐屯地の建設、軍用車両による人員・物資の移動などにより、戦況がダイナミックに発展し続ける。 森林地帯