ブックマーク / mandanatsusin.cocolog-nifty.com (29)

  • 復刻せよ『新宝島』 - 漫棚通信ブログ版

    海外マンガを読んでいて、日マンガとはつくづく違うものだなあと感じる部分は多いのですが、やはりその最大のものはページ数です。海外とは違い、数千ページ程度の長編は、日ではまったくめずらしくありません。 この原因は、ひとつのアクションやひとつのシーンを多数のコマに分割して表現する日マンガの手法にあります。ピッチャーが球を投げてからキャッチャーに届くまで、バッターは目を光らせて打とうとしてる、観客はかたずをのんで見守ってる、アナウンサーは叫ぶ、解説者はえんえんとしゃべる、数十コマで数ページ、さらに大きなコマ使ってりゃ、長くなるのもあたりまえです。 マンガでワンシーンを多数のコマに分割して表現する手法は、映画をまねて始まったと言われており、映画的手法と称されます。これこそ、日マンガの表現が海外マンガのそれに対する大きなアドバンテージとなっている部分です。 その開祖は手塚治虫=『新宝島』である

    復刻せよ『新宝島』 - 漫棚通信ブログ版
    kokada_jnet
    kokada_jnet 2014/04/15
    野口文雄『手塚治虫の「新宝島」 その伝説と真実』
  • 手塚治虫と学歴 - 漫棚通信ブログ版

    (前回からの続きになります) 手塚治虫はデビュー時から年令を2歳上に自称していました。それでは、学歴大阪大学医学部卒と自称し始めたのはいつからでしょうか。さすがに旧制中学から帝大に直接入学できないことは衆知のことでしたから、中学卒業から医学部入学までの経歴について、どのようにツジツマをあわせていたか。 桜井哲夫「手塚治虫 時代と切り結ぶ表現者」(1990年講談社現代新書)には以下のようにまとめられています。 ・「論集 手塚漫画のはじまり」(1980年名著刊行会):旧制浪華高校から1945年に大阪大学予科(第二医学部)へ転入学。1947年、医学部入学。 ・ユリイカの手塚治虫特集号(1983年2月号):1944年、浪華高校理乙入学。1945年、大阪大学医学部予科入学。1946年、大阪大学医学部入学。 ・早野泰造による年譜(「手塚治虫ファンクラブ・東北『蟲の森』創刊準備号」1988年8月、「一

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  • 壁村耐三伝説の「藪の中」 - 漫棚通信ブログ版

    「見えない道場舗」で紹介されてたので、わたしも買ってきました。 ●古谷三敏『ボクの手塚治虫せんせい』(2010年双葉社、1000円+税、amazon) 作品ごとのイレギュラーな「お手伝い」から、職業としてのアシスタントが成立する移行期。古谷三敏が手塚治虫のアシスタントだったころの思い出を描いたエッセイマンガです。 知られざるエピソードがいろいろあって楽しい。内容についてはリンク先の「見えない道場舗」がくわしいのでそちらにおまかせしますが、興味深かったのが、壁村耐三伝説について。 秋田書店の壁村耐三は、「週刊少年チャンピオン」黄金時代をつくりあげた編集長として知られています。彼の功績などはこちらの記事をどうぞ。 ●【マンガ50年】「王者」の伝説(2)怒れる編集長「弱小」返上 ●【マンガ50年】「王者」の伝説(3)部数「あり得ない」急伸 壁村はかずかずの豪快な伝説の持ち主でもあります。い

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  • 今年はBDの年でした - 漫棚通信ブログ版

    2010年の話題、ビッグニュースは何じゃろかと考えますと、まずは出版不況、マンガ不況。でもって電子出版のプラットフォームがつぎつぎと販売されましたけど、電子書籍ビジネスそのものはまだまだ試行錯誤が続いています。 そして「東京都青少年の健全な育成に関する条例改正案」が可決されました。マンガ表現規制はひとつレベルがあがったわけで、電子出版における表現規制とか児ポ法改正とかもからんで、今後も目が離せません。 身近なところでは「ゲゲゲの女房」のTV化と「コミPo!」の発売がありますね。「コミPo!」は遊びはじめるときりがないおもしろいソフトで、いろんな使い道がありそう。 また年は、海外マンガ、とくに多くのBDが日に紹介されたことでも記憶されるでしょう。 数年前から「ユーロマンガ」が不定期ながら雑誌としてBD紹介を続けていましたが、この年末になって各社から一斉に単行が発売。ニコラ・ド・クレシー

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  • 辰巳ヨシヒロがなにやらすごいことになってる - 漫棚通信ブログ版

    今年の1月に発行されたですが、書店でこういうのを見つけて買ってきました。 ●辰巳ヨシヒロ『限定復刻版 黒い吹雪』(2010年青林工藝舎、1500円+税、amazon書は1956年に描かれた貸向けマンガ単行の復刻。手塚治虫文化賞大賞を受賞した辰巳ヨシヒロの自伝マンガ『劇画漂流』(2008年青林工藝舎)によりますと、辰巳ヨシヒロ自身が『黒い吹雪』を描いている最中、これぞ創作のダイゴ味、と手応えを感じた作品だそうです。 『黒い吹雪』のアマゾンでの紹介文を読んでいただければわかりますが、今や辰巳ヨシヒロは、各国で日を代表するマンガ家として評価されてます。 80年代以降むしろ海外で評価され、国際的なコミック・フェスティバルにノミネートされること多数。2005年の仏アングレーム国際コミック・フェスティバル、2006年の米サンディエゴ・コミック・コンヴェンションでは、マンガを大人の観賞に堪

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  • 「妖怪と歩く」:水木しげるの自伝じゃないのも読んでみる - 漫棚通信ブログ版

    水木しげるは、自伝およびそれに類する作品を、マンガも文章もむっちゃたくさん描いてます。 ●娘に語るお父さんの戦記:河出書房新社1975年・1985年、河出文庫1982年・1995年 ●のんのんばあとオレ(文章版):筑摩書房1977年、ちくま文庫1990年 ●のんのんばあとオレ(マンガ版):講談社/コミックス1992年、講談社漫画文庫1997年 ●ほんまにオレはアホやろか:ポプラ社1978年、社会批評社1998年、新潮文庫2002年、ポプラ社2004年 ●ねぼけ人生:筑摩書房1982年、ちくま文庫1986年・1999年 ●コミック昭和史(1)~(8):講談社/コミックス1988年~1989年、講談社文庫1994年 ●ぼくの一生はゲゲゲの楽園だ マンガ水木しげる自叙伝(1)~(6):講談社/コミックス2001年、「コミック昭和史」の自分史の部分を再構成 ●水木しげる伝(上)(中)(下):講談社

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  • 光文社新書『サンデーとマガジン』を校閲してみる - 漫棚通信ブログ版

    大野茂『サンデーとマガジン 創刊と死闘の15年』(2009年光文社新書、900円+税、amazon、bk1)読みました。 少年サンデーと少年マガジンが同時に創刊されて50周年、書籍としてきちんとしたものが出ることを期待してたのですが、光文社新書からとは。 著者はNHK所属のかた。2009年5月5日にNHK総合でドラマが放映されるそうですが、その番組取材を書物にしたものです。 あとがきが書かれてるのが4月12日、アマゾンでの発売が4月17日、発行の日付が4月20日、TV放映が5月5日という突貫工事ですけど。わたしが買って読んだのが4月18日。 取材対象もきっと多いのでしょう。一般向けとして良くできただと思います。おそらく今後、創刊時から1970年前後までのサンデー&マガジンに言及するときは基礎的文献になるのじゃないかしら。 ただし校閲するわけじゃないですが、ちょっと気になったところ。重箱の

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  • ダビッド・ベー『大発作』の難解さと普遍性 - 漫棚通信ブログ版

    先日の記事に書いた『pen』2007年8/15号の特集「世界のコミック大研究。」では、日の夏目房之介、フランスのティエリー・グロンスティン、アメリカのスコット・マクラウドの三氏が、それぞれ注目のマンガ/BD/コミックを紹介しています。このうち、グロンスティン、マクラウドのふたりが挙げている作品の中で、ダブってるのが二冊。つまり、この二冊は欧米で注目の作品、ということですね。 ひとつは、Chris Ware 『Jimmy Corrigan: The Smartest Kid on Earth』。日語版がクリス・ウェア『JIMMY CORRIGAN 日語版 VOL.1』(2007年プレスポップ・ギャラリー、2300円+税、amazon、bk1)として出版されてます。日語版は全体を三巻に分けたうちの一巻なのですが、この冒頭部の一巻を読んだだけで、かつて書いたように、わたしとしては大絶賛で

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  • 「生きている手」の研究 【第一回】 - 漫棚通信ブログ版

    わが家では映画「アダムス・ファミリー」が人気で(とくに「2」のほうね)、家庭でくりかえし鑑賞してるのですが、この映画に「ハンドくん」という「手」だけのお化けが登場します(→画像)。 「手」だけなのに五の指で高速で走り回り、けっこうおちゃめ。うちの子どもたちは喜んで見てますが、おっさんがこれを見て思い浮かべるのは水木しげる『墓場の鬼太郎 手』です。鬼太郎から離れた「手」だけがうにょうにょと動きまわる。当時、わたしのような年少読者にはそうとうに怖かったです。 ただしこの「生きている手」は、「アダムス・ファミリー」や水木しげるが発明したものではありません。怪談の定番としてけっこう昔から存在するものです。そこで「生きている手」にはどんなお化けがいるのか、いくつかをご紹介しましょう。 *****(古典編)***** ●ジェラール・ド・ネルヴァル『魔法の手 La Main de enchantée

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  • 純喫茶「再会」 - 漫棚通信ブログ版

  • 水木しげるの少女マンガ - 漫棚通信ブログ版

    NHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」見てますか? わたし皆勤賞です。けっこう楽しんで見てますよ。 先週は富田書房(=兎月書房)がついに倒産。えらいこっちゃの最中に長女誕生。というお話でした。あくまでもフィクションなので時空がゆがみまくってる「ゲゲゲ」ですが、これはほぼ史実どおりですね。1962年末のことです。 1964年に「ガロ」創刊、1965年には「少年マガジン」デビューですから、極貧生活もあと少しだ。がんばれ、ゲゲゲ。 さて、テレビでは水木しげるが「水木洋子」名義で少女マンガを描き、奥さんがそれを知って衝撃を受ける、というエピソードがありましたが、水木しげるが少女マンガを描いてたのはホントです。ただしテレビとは年代がずれてます。 山口信二『水木しげる貸漫画のすべて』(2007年YMブックス/やのまん、2000円+税、amazon、bk1)というたいへんすばらしいがありまして。amazon

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  • 第11回手塚治虫文化賞感想 - 漫棚通信ブログ版

    第11回手塚治虫文化賞は、大賞が山岸凉子『舞姫 テレプシコーラ』、短編賞が森下裕美『大阪ハムレット』、新生賞がのぞゑのぶひさ/岩田和博/大西巨人『神聖喜劇』でした。みなさま、おめでとうございます。 大賞が山岸凉子『舞姫 テレプシコーラ』。過去の経過から荒俣宏と萩尾望都が強く押すことはわかってましたから、『デスノート』との一騎打ちになるかと思ってたのですが、見事に大賞受賞。今までも候補に挙げられてましたが、やっぱ第一部終盤、あの衝撃の事件からあとの盛り上がりは、今年の大賞にふさわしいです。 ただし、『デスノート』をあっさり無視しちゃっていいのか、という疑問も残るのではありますが。 『大阪ハムレット』は、わたし大絶賛なのでまったく異論なし。『神聖喜劇』も第1巻読んだときはどうなるかとちょっと不安だったのですが、きちんと6巻で完結したのはチカラワザでしたねえ。ちゃんと読める作品になっててほっとし

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    kokada_jnet
    kokada_jnet 2010/04/20
    米沢嘉博の受賞なしは、萩尾先生の反対?
  • 手塚先生吼える - 漫棚通信ブログ版

    手塚治虫が他のマンガ家や評論家について書いた、しんらつな文章のかずかず。 ●手塚治虫への弔辞(「話の特集」1966年10月号) ・だいたいマンガ批評家はおとなが多すぎる。その批評たるや、ノスタルジーか、もしくは“自分が好きだからほめる”調のものである。 ・ボクにいわせれば、白土三平氏や赤塚不二夫氏や、水木しげる氏を推賞する一部批評家ごとき、なんにもわかっちゃいない連中だと思う。あの作家達は優秀な作品を生んでいるには違いないが、それは現時点での評価であって、あと五年後にはどうなっているかわからない。そんなおとなに限って、手のひらをかえしたように、「ああ、そんな作家も、いたっけねえ」というだろう。 ・かつておとなにかなり高く評価されたマンガ家が、相次いでの上から消えていった。福井英一(イガグリくん)、武内つなよし(赤胴鈴之助)、前谷惟光(ロボット三等兵)、堀江卓(矢車剣之助)、うしおそうじ(

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    kokada_jnet 2009/10/30
    手塚治虫が他のマンガ家や評論家について書いた、しんらつな文章のかずかず。
  • 平田弘史のジェットコースター人生 - 漫棚通信ブログ版

  • 本年初秋のマンガ論@web - 漫棚通信ブログ版

    この9月ネット上の文章などで、マンガ関連で注目すべきいろいろ。最近のWEB スナイパーは、はずせませんね。 ●少女漫画における起承転結 作=小島アジコ 批評性もあるすっげえお下劣なエロ四コマ。 ●少年漫画における起承転結 作=小島アジコ 批評性もあるすっげえお下劣な(以下略)。 ●よくよく考えてみたら膨大な数を読んでいた四コマ漫画についてざっくりと語っておこう 文=永山薫 とくにいしいひさいち・植田まさし以後を細かく記述した四コママンガ論。それ以前については清水勲『四コマ漫画 北斎から「萌え」まで 』(2009年岩波新書)もどうぞ。 ●四コマ漫画の巨匠・植田まさしを読み解く! 来るべき植田まさし批評のために 文=ばるぼら 永山薫による「植田まさしを決して舐めてはいけない」という一文に対するアンサーソングのような文章。植田まさしのデビュー作の謎を追った部分などさらっと書いてありますが、どれだ

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  • ライバルの死 - 漫棚通信ブログ版

    前回の記事を書きながら、ぼーっと考えていたこと。『あしたのジョー』『デスノート』『20世紀少年』は、似てるところがあるなあ。 どこが似てるかというと、どれもライバルあるいは敵がお話の途中で死んでしまう。しかも、ライバルの存在があまりに大きかったものだから、後半のストーリーが腰くだけ気味になってしまうところも似てます。 ◆ たとえば『あしたのジョー』。 そもそも力石ほどの人気キャラクターを殺してしまうという展開は、ストーリーがあまりに盛り上がりすぎちゃったものだから、作者や編集としても、もうこれ以外にはない、という選択だったのでしょう。 力石が死んだあとのお話の展開は、まずジョーの転落→そして復活が描かれ、ここまでは事前の計画どおりだったと思います。ところが、その後は、新たなライバルの登場→試合→新たなライバルの登場→試合、のくりかえし。ある意味単調な展開になってしまいました。 力石の死を乗

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  • 酒井法子とは何だったのか - 漫棚通信ブログ版

    それにしてもNHKの19時のニュースでトップてのはどうなんだ。 一連の事件がどういう結末になるか、だれも知らない時点でもうしわけないのですが、「マンガ的には」酒井のりピーとは何だったのか。 酒井法子の顔、とくにその目がすべて。彼女の目は大きすぎず小さすぎず、まさに微妙なバランスで形成されています。 酒井法子が登場するまでは、日アイドルの目は大きければ大きいほど良いと考えられていました。また日マンガの女性キャラも、ひたすら大きい目をめざしていたのです。 ところが。酒井法子が登場し、その目を見たとき、日人はアジア人として理想の目の大きさを発見したのではないか。 彼女の目のバランスをマンガ化したのは、桂正和。彼が描くすべてのヒロインが、酒井法子です。 1990年代以後、酒井法子が香港、台湾中国で人気になったのも、彼女の顔の造作のためでしょう。わたしは、台湾イラストレーター、陳淑芬/平

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    kokada_jnet 2009/08/11
    酒井は物心がつく前に母親を亡くし、14歳までは暴力団組員の父親、継母や親類の間をたらい回しに育った。
  • 狼と赤毛の踊り子 - 漫棚通信ブログ版

    宝島社のこれを買ってきて、家族で見てました。 ●「ドルーピー DVD BOX」(2009年宝島社、933円+税、amazon) 宝島社からは「トムとジェリー」「ポパイ」「ウッディー・ウッドペッカー」「ルーニー・テューンズ」「ベティ・ブープ」などの著作権保護期間切れのアニメーション・シリーズがいろいろと発売されてますが、これもそのひとつ。 ドルーピーは、テックス・アヴェリーがMGM時代につくったキャラクターです。 この2枚組DVDでは、27の短編アニメが見られます。画質は悪いのですが、まあ安いからしょうがないか。 「ドルーピー」というタイトルですが、ドルーピーのシリーズは半分だけで、あとはノンシリーズのMGMアニメーション。27中26がテックス・アヴェリー監督作品です。 かつて30分番組「トムとジェリー」というのがありました。三の短編アニメーションが放送されて、最初と最後が「トムとジ

    狼と赤毛の踊り子 - 漫棚通信ブログ版
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    kokada_jnet 2009/07/13
    テックス・アヴェリー
  • ふたりでひとり:ほったゆみ - 漫棚通信ブログ版

  • 読売の「マンガ50年」 - 漫棚通信ブログ版

    今年初めから読売新聞に定期的に掲載されている、マンガについてのレポート「マンガ50年」。一般読者向けにマンガの現状とマンガ史を語ってみようという試みです。 ネット上でも読めますのでどうぞ。 1月:【マンガ50年】新しい種 ●海外における日マンガについてのレポート。 (1)ロシアで描く日の情景 (2)留学生、母国で産業化志向 (3)米国版「ジャンプ」がクール (4)「外国産」モノマネ超えた 2月:【マンガ50年】ギャグは爆発する ●ギャグマンガ家の苦悩。 (1)少年誌の良識に「死刑!!」:山上たつひこの巻 (2)楽しませるため身を削り:江口寿史の巻 (3)4コマ革命「不条理」の追究:スピリッツの巻 (4)停滞した時代の「ヘタレ」:うすた京介の巻 3月:【マンガ50年】少年週刊誌誕生 ●サンデーとマガジン創刊。 (1)窮屈な学習雑誌壊したい (2)「囲い込み」に2誌奔走 (3)編集長自ら「

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