ハイテク株を主体に扱っている米ナスダック・ストック・マーケットは30日、米インターネット検索大手、グーグル株の一部取引を取り消すと発表した。グーグル株は同日の取引終了直前に突然急落し一時、1セントをつける不自然な値動きをした。ナスダックによると、この取引は別の取引所から受けた誤った注文が原因。 ダウ・ジョーンズ通信によると、誤って成立した取引を排除するためナスダックは、400・52〜425・29ドルの範囲の取引だけを認め、残りのキャンセルを決めた。この結果、いったん320・50ドル程度とされた同日のグーグル株の終値は400・52ドルに修正された。 誤注文を出した取引所の名称などナスダックは詳細を公表していない。(共同)