アンニョイな日曜日。昼過ぎまで爆睡しているとお腹の上に激しい衝撃が走った。じゃじゃ馬娘がワタクシに馬乗りになりながら、自転車の練習に付き合えと訴えているようだ。 幼稚園にもすっかり慣れ、しりとりもできるようになった彼女は、貪欲にも自転車をコマ(補助輪)なしで乗れるようになりたいそうだ。伸び盛りの年頃でコワい物などないのであろう。 プリキュアを見逃して不機嫌極まりない父は、世の中のコワさを子に教えるため、ボロボロの体にムチ打って練習に付き合うことにした。 さっそく、工具を出してコマの取り外しにかかる。いつの間にか身長も伸びているので、ついでにサドルの高さも調整してあげよう。 しかし、すでにサドルを最大の高さまで上げても、まだ少し低いくらいになってしまっていた。そろそろ、大きい自転車に買い替えないとイケナイ。なんてこった。父は、未だに姑氏から下賜された二十年モノのママチャリに乗っているというの