チリ沖で1日、マグニチュード8.2の地震が発生、津波を引き起こしたほか、地滑りで高速道路などが寸断、また少なくとも5人が壁の下敷きになったり心臓発作などで死亡した。政府によると今のところ深刻な被害の報告はない。
南米チリ北部沖で発生したマグニチュード(M)8.2の地震で、気象庁は3日午後6時、北海道から千葉県の太平洋沿岸と伊豆諸島、小笠原諸島を対象に同日未明に発表していた津波注意報をすべて解除した。総務省消防庁によると、津波によるけが人などの被害はなかった。津波注意報の発表から解除まで15時間かかっ
(CNN) 米地質調査所(USGS)によると、チリ沖で1日、マグニチュード(M)8.2の地震が発生した。 震源はチリ北部イキケの北西約100キロの沖合で、震源の深さは約20キロ。 米太平洋津波警報センター(PTWC)はチリとペルー、エクアドルの沿岸部に津波警報を出したほか、コロンビア、パナマ、コスタリカに警戒を呼びかけている。気象当局はハワイや米西海岸での津波の危険性についても調べている。 PTWCは、津波の発生を示す海面の変化が観測されたとして「震源付近の沿岸部で大きな被害が出た恐れがあり、遠隔地にも及ぶ可能性がある」と警戒を呼び掛けた。チリ北部ピサグアに1.8メートルを超える津波が到達したとの情報もある。 被害状況に関する報告は入っていない。
チリ北部で2日朝(日本時間)に発生した地震で、気象庁は2日、20センチ~1メートル程度の津波が3日朝に日本の太平洋沿岸に到達する可能性があると発表した。 同庁によると、津波の到達は最も早い北海道東部で午前5時ごろ。それ以降3時間ほどかけて沖縄県にも達するとみられる。 同庁は津波注意報の発表も検討しているが、米国ハワイ諸島などの観測データを確認して3日午前3時ごろになるという。同庁は「発表するにしても未明になるため、自治体や海で作業をする方は事前に対応の準備をしてほしい」としている。■ハワイに津波注意報 南米チリ北部で現地時間1日夜(日本時間2日朝)にあったマグニチュード(M)8・2の地震で、太平洋津波警報センターはハワイに津波注意報を発令した。ロイター通信によると、第1波の到達予想時刻は現地時間2日午前3時24分(日本時間午後10時24分)。大きな被害を及ぼす規模ではないという。
気象庁は今回、津波到達前日の2日夕の段階で「注意報を発表するならば3日午前3時ごろ」と前もって発表のタイミングを示すという異例の対応を取った。各自治体はこれを受け、2日夜の段階で住民に注意喚起を開始。東日本大震災で被災した岩手、宮城両県などの沿岸自治体でも、避難所を早期に開設するなどスムーズな対応を進めた。ただ、避難所を訪れた人は意外に少なかった。 岩手県大船渡市は気象庁の対応を受け、2日午後6時45分の段階で住民に注意報発令の可能性を伝えた。担当者は「住民が早期に警戒できたはずだ」と話した。2日夜に早くも避難所を開設した宮城県気仙沼市も「早めの対応が取れた」(担当者)という。 注意報が発令された直後に市内4カ所に避難所を設営した福島県南相馬市。担当者は「準備にあたって心づもりができた」。同県いわき市も「住民も行動を起こしやすかった。大きな意味がある」と評価した。 避難勧告対象が約6千世帯
【リオデジャネイロ=浜砂雅一】チリのバチェレ大統領は2日、同国沖で発生したマグニチュード(M)8・2の地震と津波で被災した北部イキケを訪問し、復興に全力を挙げると強調した。ロイター通信などによると、全容はまだ明らかでないが、2600棟以上の民家が損壊し、多くの漁船が津波の被害を受けた。今のところ死者は6人確認されている。 バチェレ氏は、約90万人が当局の指示に従って避難して人的被害が少なかったとして、「市民は落ち着いて責任ある行動を取った。素晴らしい手本を見せてくれた」と話した。
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