コンピュータに何か、たとえばある問題を解かせるとき、その問題をコンピュータに説明してやるのではコンピュータは解かない。どうやったら解けるか、いわゆるアルゴリズムというものを人間が考え、それをプログラムに直し、コンピュータに与えて初めてコンピュータは解くようになる。 よく考えなくても、これはおかしくないだろうか。 頭を使っているのは、コンピュータではなく、人間だ。 人間が面倒な頭脳労働を行い、コンピュータは単純作業を高速に行っているだけに過ぎないではないか。 要するに、コンピュータは馬鹿ではないか。 ということで、問題を解くアルゴリズム、処理手順を人間がいちいち考えるのをやめて、 それでもコンピュータに問題を解かせる方法はないかというのを考えてみた。 何らかの形で問題を記述さえすれば、どうやったら解けるかの指示を一切与えずに解けないものだろうか。これについてあれこれ考えた、ということにしてお