「主人公がヒロインを救う話」にしようと決めた ──「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」の第1巻が発売されたのは2013年1月15日。先日6周年を迎えたところですが、大森さんにとって「ダンまち」はどのような存在となっていますか? すごく身も蓋もない話をしてしまうと、自分の生計を支えているものです(笑)。でも、もちろんそれ以上に大切な作品でもあって。たぶん今後、新作にもチャレンジさせていただくとは思うのですが、もし叶うなら、本編と外伝の話が終わっても、さまざまな形で「ダンまち」の世界を続けていけたらいいなと思っています。今後、どんなに売れても売れなかったりしても、「ダンまち」は自分の中で一番特別な作品であり続けるだろうという、ある種の確信はあります。 ──それだけ特別な作品がTVアニメに続き、劇場アニメにもなると決まったときは率直にどう思われましたか。 お話をいただく前、名だ