「SHIROBAKO」は“アニメを作ること”以前に“働くこと”を描いている ──まずはおふたりの出会いから教えていただけますか。 大塚学 僕がMAPPAの仙台スタジオを作ろうと思ったときに、共通の知り合いを通じてP.A.WORKSの富山のスタジオにお邪魔したことがあるんです。地方でスタジオをやっていて質の高いアニメーションを作っている代表的な会社が、P.A.WORKSさんなので。そこで初めてお会いしたと思います。 堀川憲司 参考にとスタジオを見せたら、いつの間にかうちの倍ぐらいの規模になっていたという(笑)。社員も全体で100人以上いると聞いて驚きました。 ──大塚さんは「SHIROBAKO」を放送当時にご覧になっていたそうですが、同業者としてどのような感想を持たれましたか? 大塚 「SHIROBAKO」のいいところって、実際の経験から作られてるから、オリジナルなのにものすごく説得力がある