人間味あふれる演技で多くのテレビドラマや舞台で活躍した俳優の古谷一行さんが先月23日、東京都内の病院で亡くなったと所属事務所が発表しました。78歳でした。 古谷さんは東京都出身で、大学在学中に俳優座の養成所に入り、俳優の道を志しました。 1977年から始まった民放のドラマ「横溝正史シリーズ」で、名探偵の金田一耕助役を務め、愛きょうあふれる演技で幅広い人気を得ました。 また、1983年から放送された民放のドラマ「金曜日の妻たちへ」で女性を惑わす二枚目の役を演じて話題を集めたほか、1996年のNHKの大河ドラマ「秀吉」では竹中半兵衛を、また、2002年の「利家とまつ」にも出演するなど渋みを増した演技で存在感を見せていました。 2011年に肺がんが見つかりましたが、手術をして復帰し、その後も2017年のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」など数多くのテレビドラマや映画、それに舞台に出演し、活躍してき