解説† 当家にて、地上デジタル放送が受信できるようになった。今まで地上波の散々なゴーストと鬱陶しいノイズに悩まされてきた当方としては、非常に嬉しいことである。 スタジオで収録できるニュースやバラエティ、またドラマなどの番組は、カメラを刷新するだけで比較的簡単にできることもあって、順調にハイビジョン化が進んでいる。しかし、アニメ番組においてはそれほど進行しているとはいえない。デジタルによる恩恵を受けられるのは、一部の例外を除けば「NHK放映のもの」と、「テレビ東京以外の局でのゴールデンタイム枠のもの」だけといっていい。全体からすれば2割程度である。 ひとつは「製作工程」の問題。撮影まではデジタルで進行するものがほとんどとなったが、この時点においてHDフォーマットで撮影されることがまだ少ないと思われる。データ容量や処理時間を考えれば、HD化が難しいことには理解が及ぶ。 もうひとつは「編集工程」