まえがき 8月14日、記念すべき100回目のコミックマーケット2日目に、サークルとして初参加した。地方勢の私にとって、これを書き始めた18時21分は、帰りの飛行機に乗るべく空港に向かっているタイミングである。 単刀直入に言うと、初参加のコミケで本が1冊も売れなかった。お手伝いしてくれた方にスペースを任せていた時間もあったので、確定ではないが、多分参加者の誰1人も見本誌すら開かなかっただろう。 「コミケ 0冊」で調べると、私と同じような人が沢山出てくるし、今では壁サークルの人でも、昔を振り返ってその話をしていたりする。つまり、自分が作った本が売れないこと自体は珍しくないようだ。 とはいえ、この事実に対して何もアクションをしなければ、恐らく次回作を出しても誰の目にも留まらないだろう。今回は自分自身の考えの整理として、また、もし自分と似たような境遇になった方に寄り添えればと思い筆を取った。書き殴