かつて、国産AT車の多くにはシフトレバーの横側に「O/D」と書かれたボタンが配置されていました。しかし、最近のクルマではそのボタンを見かけることはありません。なぜ、かつては定番機能だったO/Dボタンは見かけなくなったのでしょうか。 かつてはシフトレバーに横にあった「O/Dボタン」 かつて、10年ほど前の国産AT車には、シフトレバーの横に「O/D」または「S」といった表記のボタンが配置されていました。 しかし、最近のクルマではO/DやSといったボタンを採用するクルマは減りつつあります。なぜ、最近では見かけなくなったのでしょうか。 古いクルマのカタログを見ていると、「新開発、O/D付4速ATを搭載」というような記載が載っていました。 O/Dとは「オーバードライブ」の略語です。技術的にいえば「変速比が1.000よりも低い変速比」を意味しています。 昔はATといえば3速が普通だった時代、トップギア