「マチマチ」は2016年にサービスを開始した、地域限定型のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)。17年6月の東京都渋谷区との連携協定締結を手始めに、現在、全国の地方自治体との連携を強化している。この6月には品川区と協定を締結し、これにより連携自治体は11を数えた。事業を運営するマチマチ(東京都目黒区、サービス名と社名は同じ)の六人部生馬社長に、地域SNSを立ち上げた経緯や今後の展開、これからの地域コミュニティづくりにおける公民連携のあり方などについて聞いた。 ――「マチマチ」は、地域限定で情報交換ができるSNSで、ご近所SNS、地域SNSなどと呼ばれています。現在、どのくらいの地域で使われているのでしょうか。 直近では、全国で1700ちょっとある全市町村の53%のエリアにマチマチの利用者がいるという状況です。つまり、日本の半分ぐらいの地域で使われるようになっています。全体の利用
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