一緒に打ち合わせをしている人の中で、たまにその様子が気になる人がいます。 全くメモを取らない人のことです。最初から最後までとうとうカバンの中からノートやペンを取り出すことなく、打ち合わせを終えてしまう人がたまに居るのです。 筆者は特に若手には何でもメモを取る、書き留めるようにアドバイスをしています。 何もミーティングの最中に限ったことではありません。 日常の生活の中でも気になったことや興味を持ったこと、覚えておきたい事象や数字など、何でも書き留めるクセを付けて欲しいのです。 書き留めない人はおそらく自分の記憶力に自信を持っていて、重要な事柄を忘れるはずがないと、どっしり構えているのかもしれません。 ところが人間の記録力ほど信頼できないものはなく、例えば日々入手した情報も次々と忘れていきます。忘れる量の多さとスピードにはただ呆れるばかりです。 覚えていたつもりでも、細かい部分の記憶が実にあい