カスミサンショウウオ、伊勢湾渡る 岐阜高生物班が新説 2013年08月26日09:33 カスミサンショウウオの遺伝子解析から分布を広げた過程をたどった研究の発表で最優秀賞を受けた自然科学部生物班の生徒=岐阜市大縄場、岐阜高校 岐阜県が分布の東北限とされる絶滅危惧種カスミサンショウウオの保護を続ける岐阜高校(岐阜市)の自然科学部生物班の生徒が、東海地方と周辺の同サンショウウオの遺伝子解析により、伊勢湾を渡って分布を広げたとする説をまとめた。今月、長崎県で開かれた全国高校総合文化祭で成果を発表、生物の研究発表部門で最優秀賞を受けた。 ◆全国文化祭で最優秀賞 研究は3月から7月に実施。岐阜、愛知、三重、滋賀の4県16市町村の24カ所で採取された個体を使用し、尾の細胞組織からDNAを抽出、変異の現れやすい遺伝子を岐阜大の協力で解析した。 その結果、岐阜県の個体は三重県松阪市や津市、伊勢湾の対岸にあ