今日は選挙だったので、朝8:20ころ投票しにいった。選挙に行くときはいつも思う、「昔*1女性には選挙権がなかったんだよなあ」と。*2 100年前の女性たちのことを思いながら、銀色の箱に一枚の紙を落とすとき、「今このように投票致しましたので」と心の中で報告したくなってしまう。この一枚を手にしたいと願い、尽力した先人達に、‘きちんとやりました’と感謝を込めて伝えたい。 わたしは歩かせてもらった。100年前の女性*3がしゃがみ込み、着物の袂を細い御手でたくし上げ、小石を一つひとつ退かしてくれたであろう道の上を。当たり前のように。 わたしは石を拾いたい。足元に転がっている尖った小石を。その中には何百年も拾われなかった石もあれば、良かれと思ってあえてばら撒かれた石もある。石の中にはそのまま道の上に残しておいたほうがいいものも、あるのかもしれない。*4 わたしは足元を見る。 ・・・100年前と100年