「女性蔑視だ」とメディアの発信が批判され、炎上する例が後を絶ちません。ネットニュース編集者の中川淳一郎さんは過激な動画が出てくる背景に「サラリーマンの悲哀がある」と指摘します。 ◇ 今は非常に動画コンテンツの競争が激しい時代で、うまい動画が出てくる。すると、ウチもああいうのを作りたいと企業の中で言い出すんです。 ネットは二番煎(せん)じが絶対勝てない世界なのに勝とうとする。そこで「エロ」という禁断の手が出て、炎上します。上司から突き上げがあり、さらにはシェア数や再生回数といった数字を突きつけられ、部下は広告会社と一緒にがんばって過激な映像を作ろうとする。これがセクハラ的な動画が出てくる背景です。 だから炎上の原因には、サラリーマンの悲哀が詰まっているんです。「勝て」と上司に過度な重圧を与えられ、「勝たなくちゃ」と思い込む。 でもネット上では面白い企画が毎日無数に出ているから、勝つのはきつい
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