まだおなかの中にいる赤ちゃんをお手元に――。丸紅情報システムズ(MSYS)が10月から、妊婦のおなかの中の赤ちゃんを、3Dプリンターで再現するサービスを始める。産婦人科医と連携し、出産の記念や、家族へのプレゼントにしてもらう狙いだ。 再現するには、おなかの中の赤ちゃんを超音波で検査する「4Dエコー」の立体的な画像を使う。笑ったり、指をくわえたりする愛らしいしぐさを医師が撮影し、MSYSに提供。同社の最新の3Dプリンターを使って、2~3週間でアクリル系樹脂製の置物が完成する。どんなしぐさを採用するかは、妊婦と医師が相談して決める。 妊婦の間では、おなかの中の赤ちゃんの立体的な画像を見たいというニーズが多く、検査設備がある遠方の医療機関に出向く人もいる。MSYSの担当者は「赤ちゃんが大きくなったとき、置物を見ながら親子で懐かしんでほしい」と話す。 サービスを発案した、大阪市阿倍野区の西川医院で