国内における新型コロナウイルスの流行は、昨年の春以来の小康状態となっています。しかし、世界に目を向けると、欧米諸国では感染が拡大しており、お隣の韓国も過去最多の流行となっています。 いずれ第6波は到来するものとして、私たちは準備をしておく必要があります。そんな矢先、南アフリカにおいて新たな変異株が確認されました。WHOは「オミクロン株」と命名し、懸念される変異株(Variant of Concern)に位置づけています。 オミクロン株の感染力や病原性は、まだ明らかではありません。ただ、30を超える変異があり、とくにワクチンが作用する部位であるスパイクタンパク質に集中していることから、ワクチン効果を低下させる"可能性"が懸念されています。 さらに、デルタ株が広がっている地域で置き換わったことから、デルタ株よりも感染力が強い"可能性"が指摘されています。一方、現時点では、重症度が増したとの報告