上図はあす午前9時の予想天気図です。本州の南岸から九州を通り、大陸に梅雨前線が延びます。梅雨前線が延びること自体はこれまでと変わりません。ただ、九州のすぐ西には北に折れ曲がった部分があります。この部分は専門用語で「キンク」と言います。この部分には湿った空気がぶつかり合い、周辺よりも雨雲が活発化し、猛烈な雨を降らせるような雨雲が発生しやすくなります。この「キンク」に近い九州では再び非常に激しい雨や猛烈な雨になるおそれがあります。 上図はあさって(4日)午前9時の予想天気図です。梅雨前線上を低気圧が北陸方面に進むとみられます。先ほどの「キンク」に低気圧性循環が生じることで低気圧が発生します。低気圧に向かって南から非常に湿った空気が流れ込み、大気の非常に不安定なエリアが東日本にも広がります。このため、西日本を中心に東日本でも4日は局地的に非常に激しい雨や激しい雨が断続的に降り、梅雨最盛期の大雨に
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