「バトルクライ」(2020)を見た。「SKIP映画祭」国内コンペ作品の1本。国際コンペ出品作品を8本見たので、国内作品も見てみた。タイトルのバトルクライとは、辞書によると「大勢で突撃するときなどにあげる叫び声。鬨 (とき) の声。例「喊声(かんせい)を発して突入する」とある。 それはともかく、谷中屋という監督によると「ほぼひとりで作った長編CGアニメーション」というから驚きだ。しかも声優には声優養成所の生徒の協力によりキャラクターに生命を吹き込んでもらったという。 作品は、圧倒的なストーリーと映像がいい。 ・・・ 舞台は1980年代、架空の日本。休暇で日本に帰国していた兵隊のソウジは、世界銀行から派遣されたハヤに頼まれ、日本社会に蔓延するゴールデンモンキーという麻薬の実態を探る任務を手伝うことになる。 映画「2049」にも似た未来的な幾重にも交差する高架線や空中を飛んでいるかのようなモノレ