By: 316th ESC – CC BY 2.0 1.進化した脳の研究 大脳(大脳新皮質)の研究、つまり左脳と右脳の研究は、1970年代に画期的な進歩を遂げました。リジャー・スペリー(カリフォルニア工科大学教授・1981年ノーベル賞受賞)、ジョセフ・ボーゲンらの医者たちによって、画期的な事実がわかったのです。それは、左脳と右脳の働きが異なるというものです。 その後、脳の研究は進化を遂げ、左脳と右脳だけでは、人間の思考を解明できないことがわかりました。生命を司るほ乳類の脳である辺縁系を無視して、人間の思考を解析することの限界を感じたネッド・ハーマンは、左脳・右脳、辺縁系左、辺縁系右の機能を解明し、1990年代に入り、ハーマンモデルを完成させました。 2.人間関係のストレスに悩む現代人 人間関係のストレスに悩む現代人が、非常に多いのではないでしょうか。もしかしたら、全ての人が人間関係に悩んで