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  • 新宮 一成 『夢分析』を中心として 受賞者一覧・選評 サントリー学芸賞 サントリー文化財団

    1950年、大阪市生まれ。 京都大学医学部卒業。 大津赤十字病院医師、京都南逓信病院医師を務めたのち、京都大学教養部助教授などを経て、現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。 著書:『ラカンの精神分析』(講談社)、『無意識の組曲』(岩波書店) 新宮氏の文章を読んでいると、ふと「幽玄」という言葉が思いうかぶ。『広辞苑』の定義によると、奥深く微妙で、容易にははかり知ることのできないこと。新宮氏の文章は、というより論理は、つねに夢現の幽いあわいを往還する。その様はこよなく精緻で、かつ恐ろしい。 〈夢〉という主題は、80年代に世に問われた『夢と構造』『無意識の病理学』から近年の『ラカンの精神分析』『無意識の組曲』、そしてこの年頭に出版された『夢分析』まで、フロイトとラカンの理論研究とならんで、新宮氏の臨床研究の太い撚り糸のひとつである。ここでなされてきたのは、夢の意味の解読というよりも、夢のし

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    konten 2024/06/13
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