ニホンヤモリ(学名:Gekko japonicus)は、爬虫綱有鱗目ヤモリ科ヤモリ属に分類されるトカゲの一種。単にヤモリと呼ばれることもある。 分布[編集] 中華人民共和国東部、日本(秋田県以南の本州、四国、九州、対馬)、朝鮮半島に分布する[3]。 江戸時代に来日したシーボルトが新種として報告したため、種小名の japonicus(「日本の」の意)が付けられているが、ユーラシア大陸からの外来種と考えられており、日本固有種ではない。日本に定着した時期については不明だが、平安時代以降と考えられている[4]。日本の複数の都道府県において、レッドリスト(準絶滅危惧、情報不足など)の指定を受けている[5][6]。 形態[編集] 全長10-14センチメートル。体色は灰色や褐色で、不鮮明な暗色の斑紋が入る。環境に応じて体色の濃淡を変化させることができる。全身が細かい鱗に覆われているが、背面にはやや大型の