岐阜市で養豚場の豚や野生のイノシシが家畜伝染病「豚(とん)コレラ」に感染した問題で、県は20日、関市と岐阜市の山中でわなに掛かった2頭のイノシシが豚コレラに感染していたと発表した。関市内で、感染したイノシシが見つかったのは初めて。感染が分かったイノシシは34頭になった。 県によると、いずれのイノシシも県と猟友会が調査で仕掛けたわなに掛かった。体長約110センチの雄の成獣が発生農場から東約6・4キロの関市倉知南で、体長約80センチの雌の子どもが発生農場から北西約10・4キロの岐阜市石谷で確認された。 県は21日から、発見場所の半径10キロ以内にある16農場を立ち入り検査する。