3日に肺炎のため、88歳で死去したタレントで落語家の桂小金治(かつら・こきんじ)さん(本名・田辺幹男=たなべ・みきお)の葬儀、告別式が11日、東京・桐ケ谷斎場で営まれた。 家族ぐるみで親交のあった歌手藤井フミヤは弔辞で「東京のおやじでした。本当のおやじは同い年で20年前に他界しているので、最後のおやじだと思っていました。病院で話ができなくなった時、指で3と9を出して『サンキュー』と表していたと聞きました。師匠は人を楽しませる名人です」と涙した。 俳優柴俊夫も弔辞を読み「何百回というゴルフ場への行き帰りの車中が僕の宝でした」と泣いた。ほかに、せんだみつおら160人が参列。 ひつぎには扇子、手ぬぐい、ハワイの友人から贈られたレイ(花の首飾り)が収められた。戒名は「慈笑院幹誉演道居士(じしょういんかんよえんどうこじ)」。