ああ、もちろん涙腺が弱いことは承知してる。 だいたい「マイ・ライフ」なんて予告編だけで号泣だし、「死ぬまでにしたい10のこと」はタオルを持って観た。観鈴ちんの「ゴール」は何回も何回も何回も何回も何回も泣かされた。だからソレ系は人前で読まないように気をつけている…本書もそうだった。そして、人前で読まなくて正解だった。amazon紹介文が適切なのでここに引く。 燃えつきる命の輝きを冷蔵庫のうえのメモがきざむ 時に傷つけあい、時に支えあう 少女から大人へと脱皮する娘と、一人で娘を育ててきた強い母 母の死までの一年をメモだけで綴る 書簡小説や日記小説、携帯小説など、形式はいろいろあるけれど、この世で一冊だけ、メモ小説はとてもユニーク。冷蔵庫のうえの「メモ」のやりとりだけで構成された小説。買物リストや「おこづかいちょーだい!」メッセージを読んでいるだけで微笑ましい。 お母さん! お母さんは自分のこと