そしがやの両親は、自営業でした。 土日も休みなく働いている割には、稼ぐ金は少なく、割が悪い仕事だと感じていました。 そのせいもあって、兄弟たちで誰も自営業になるものはおらず、家業である仕事は、両親の代で廃業になりました。 そんな仕事も両親は、70歳代になるまでしていて、もうそろそろやめたらと何度も言ったことを覚えています。 サラリーマンを長年していると、時々自営業だったらと考えることが何度かありました。 職場の人間関係に疲れたりした時です。 自営業だと自分の好きなように仕事ができるし、人間関係に悩まないような気がしたのです。 ですが、そんなときには、土日も働いている両親のことをいつも思い出しました。 まだサラリーマンの方がマシだと考え、仕事を続けました。 両親は、70歳代まで仕事をしていましたが、なぜもっと早くやめなかったのか、と今も思います。 もう二人とも亡くなっているので、聞くことはで