2019年11月21日のブックマーク (1件)

  • 滑稽と悲惨 - 日記

    印象に残っている映画のひとつに、『ブルーム・オブ・イエスタデイ』という作品がある。 ナチスの戦犯を祖父に持ち、祖父の罪と向き合うためにホロコースト研究をしている研究者の男(トト)と、ホロコーストで犠牲になったユダヤ人の祖母を持ち、ホロコースト研究をしているインターン生の女(ザジ)の物語。 重い題材にも関わらず映画はユーモラスに描かれていて、けれどもユーモアと当のシリアスさのバランスが絶妙で、わたしはすごく好きだったのだ。2年ほど前に一度観たきりだから細かいところは忘れてしまったけれど、そこで感じたものは今でも良く覚えている。 映画のなかでひどく印象に残っているシーンがある。 ホロコーストで犠牲になった祖母を持つザジが、ある車を見てショックを受ける。彼女はそれを、「ユダヤ人が強制収容所に連れて行かれた車」と同じものだと訴え、いささか大袈裟なくらいの反応を見せる。だけどホロコースト研究者のト

    滑稽と悲惨 - 日記
    koorusuna
    koorusuna 2019/11/21