前回は、部下を「今どきの若いやつはだめだ」という理由だけで否定しない方がいいと書きました。それでも、部下とうまくつき合えない時はどうすべきでしょうか。 まず、部下を世代論で簡単に判断するのではなく、個別に理解しようとした方がいいでしょう。 自分のことを十把一絡げに「今どきの若いやつ」と思っている上司に対して、部下の方はなかなか信頼しないものです。 そして何より大事なことは、部下のことを「人間として好きになる」必要や、「人間として成長させる」必要は上司にはない、ということです。必要なのは、「会社で必要な仕事をするために育てる」ということだけです。 どうしても相性が合わない部下もいます。しかし、それを克服する必要までは、上司のあなたにはありません(もちろん相手と相性が合わないとか、嫌いだという感情を表に出してはいけませんが)。 ましてや、自分も部下から人間として尊敬されたり、人間として好かれる