家族連れも利用できるようメニューを拡充し、テーブルを増やすなど工夫をしたすき家の店舗(写真:産経新聞) 牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショーは5日、全国の繁華街や都市部の店舗百数十店で、牛丼並盛りを通常の280円から250円に値引きするキャンペーンを4月9日〜21日まで実施することを明らかにした。 松屋フーズも同日、牛めし並を通常の320円から250円に値引きするなどのキャンペーンを12日〜23日まで実施すると発表。吉野家が7日〜13日まで通常380円を270円に値引きするキャンペーンに対抗するのが狙いとみられ、“仁義なき牛丼戦争”が幕を開けた。 この結果、吉野家の業界最安値は2日間だけとなる。すき家は昨年の値下げで業界最安値の定価280円を実現。松屋も320円に値下げし、吉野家だけが定価の値下げに踏み切れず、顧客の流出で、苦戦を強いられていた。今回の値引きキャンペーンは、顧客奪