2012年6月5日のブックマーク (1件)

  • 宇宙戦争 - 伊藤計劃:第弐位相

    「ははは、人がゴミのようだ!」 天空の城ラピュタ 要するに、たかがキャッチボールをこれだけ暴力的に演出できる男の才能とは一体なんなのか、ということだ。「見せること」がまさか暴力になるとは思っていないルーカスなどとは、演出の地力がケタ違いだ(どう考えたってEP3より「映画力」が上でしょ、この映画)。 冒頭近く、父親と息子とのぎこちないキャッチボール。しかし、ここで重要なのはそのキャッチボールが描き出す主人公と息子とのドラマにあるのではない。我々が驚くべきは、そのキャッチボールが、たかがキャッチボールであるはずの風景が、スピルバーグの手にかかると物凄い暴力の予感に満ちたやり取りと化す、その異常な演出力だ。質量とスピードを持った物体が、大きなインパクトとともにミットのなかに押さえ込まれる。ズバン、ズバン、とやり取りされる毎に、その質量はより大きなパワーを獲得してゆく。心理は映らない。画面に映らな

    宇宙戦争 - 伊藤計劃:第弐位相
    korohiti
    korohiti 2012/06/05
    「終末は、個人の視線から世界の断絶として描かれる時にのみ、それ独特の感動を生み出すのだ」スピルバーグ映画はコワいよ。トラックに追いかけられるだけの映画とか見えないサメに脅かされるだけの映画の人だよ?