ジンバブエの首都ハラレ(Harare)で、厳重な警備のもと裁判所をあとにするサイモン・マン(Simon Mann)被告(左、2008年3月23日撮影)。(c)AFP 【6月18日 AFP】赤道ギニアの2004年のクーデター未遂事件を首謀したとされる英国人雇い兵サイモン・マン(Simon Mann、55)。同被告に禁固30年が求刑された17日の裁判は、アフリカ大陸で雇い兵が長らく暗躍してきたという事実を浮かび上がらせた。 ■各国の内紛に参加 雇い兵が全盛期を迎えたのは、ベルギー領コンゴがコンゴ共和国として独立した直後の、1960年の「コンゴ動乱」の時代だ。カタンガ(Katanga)州がコンゴ共和国からの独立を宣言したことに端を発するこの動乱で、フランス人雇い兵ボブ・ディナール(Bob Denard)、ベルギー人の「ブラック・ジャック」ことJean Schramme、英国人の「マッド・マイク」