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ブックマーク / backlash.hatenadiary.org (6)

  • ジェンダーフリー論争に潜む俗流若者論の罠 featuring 後藤和智さん(2) - 『バックラッシュ!』発売記念キャンペーン跡地

    以下は後藤和智さんをお迎えして行ったチャット座談会の一部です。来は28日のコンテンツなのですが、1日の最大文字数制限に抵触してしまったので、入りきらなかった分を以下に収録します。 (28日のエントリよりつづく) 後藤 共同体の暴力性に関しましてはこのようなことは内藤朝雄氏が『いじめの社会理論』(柏書房)で詳しく論じられているので、そちらを参考にしているのですが、昨今の「地域共同体の再生」みたいなことが、それこそ「不審者」に対する「総動員態勢」になっているのかもしれない。 chiki そうなんですよね。現在ではどうしても「監視技術の道徳主義的利用」(東浩紀)として顕著になる。 後藤 以上の理由から、私が宮台氏が「地域共同体の空洞化」に結びつけた若者論みたいな論理を持ち出してくることに対する違和感を持っているのです。 macska え、宮台さんがそんな論理言っているの? 宮台的には、地域共同

    ジェンダーフリー論争に潜む俗流若者論の罠 featuring 後藤和智さん(2) - 『バックラッシュ!』発売記念キャンペーン跡地
  • ジェンダーフリー論争に潜む俗流若者論の罠 featuring 後藤和智さん(1) - 『バックラッシュ!』発売記念キャンペーン跡地

    こんにちは、みなさま。今日は『バックラッシュ!』に「教育の罠、世代の罠――いわゆる『バックラッシュ』に関する言説の世代論からの考察」を寄稿してくださった後藤和智さんをお招きして、宮台・上野インタビューの話題を中心に『バックラッシュ!』への感想や、最近ネットで話題の「弱者男性」論とフェミニズムの展望についてお話をうかがいました。ホストはいつもの通り macska と chiki です。 なお今回のチャットは長文すぎてはてなダイアリーの一日当りの文字数制限を越えてしまいました。よって変則的ですが、一部を昨日の日記に掲載します。 後藤 改めまして、後藤和智です。よろしくお願いします。 macska おはようござい…むにゃむにゃ。目覚まし時計に起こされました。目覚ましに紅茶入れようっと。 chiki こっちで深夜ということは、そちらは早朝ですからねー。こんにちわ。日は『バックラッシュ!』ブログに

    ジェンダーフリー論争に潜む俗流若者論の罠 featuring 後藤和智さん(1) - 『バックラッシュ!』発売記念キャンペーン跡地
  • 『デビューボの泉』最終回 : デビューボは永遠に不滅です! - 『バックラッシュ!』発売記念キャンペーン跡地

    あなたに向けられた憎しみを微笑みへと変えてくれる『デビューボの泉』へようこそ。このブログでの連載は今回が最終回と言うことで、今日はこれまでの連載を振り返ってみたいと思います。 まずおさらいしておくと、デビューボ値は、「トンデモ度 × 影響力 × チキ係数」(参照)によって算出されています。トンデモ度はそのままの意味、影響力はウェブや論壇における影響力、チキ係数はその日の chiki の気分で決まっています。いままでのデビューボ獲得順位は、次のようになります。 対象 dB 西尾幹司&八木秀次『新・国民の油断』 95 『正論』見出し集 92 千葉展正『男と女の戦争』 90 中川八洋『両性具有への人間改造 ジェンダー・フリー教育の正体』ほか 85 新田均「子供たちに過激な性情報を注ぎ込んでいるのは誰か」 80 八木秀次 79 林道義『家族を蔑む人々』 78 かなりクオリティの高い争いになりました

  • 『バックラッシュ!』発売記念キャンペーン - 『ポップ?フェミ』第6回 : 風刺漫画に登場した全米女性学会と「頭のいい組織的バックラッシュ」

    こんにちは、みなさま。常々口にしている通り毎週話題を考えるのに苦労するこの『ポップ×フェミ』ですが、今週に限ってはトピックが向こうから飛び込んできました。第3回でその様子をお届けした全米女性学会@オークランドについてですが、なんとあのコンファレンスを名指しでバッシングする風刺漫画が一般の新聞に掲載されたのです。女性学会が一般紙に登場すること自体滅多にないのに(わたしは見た事がない)、風刺漫画の対象となるとは非常に驚き。 問題の漫画は、全米400紙を越える新聞に掲載されている Mallard Fillmore というコミックストリップの。作者のブルース・ティンズリーは保守的な政治姿勢で知られ、これまでにもリベラル派を批判したり嘲笑するような漫画を描いてきた。その Mallard Fillmore 欄に7月6日に掲載されたコミックが以下のものだ。 書き込まれている文章を訳すと、「保守的な考えの

  • 「男女共同参画予算10兆円」のカラクリ - 『バックラッシュ!』発売記念キャンペーン跡地

    こんにちは、みなさま。今日は書から chiki によるコラム、「男女共同参画予算とはなにか」をお届けします。やや長くなりますが、貴重な資料なので全文掲載といきます。 論点バックラッシュ3 男女共同参画予算とはなにか 荻上チキ 「男女共同参画に10兆円!」 「ジェンダーフリーに10兆円!」 一時期、こんなフレーズが一人歩きしていました。「累積50兆円!」とか言い換えたりして、インパクトもたっぷりです。これを聞いて、「おお、フェミニストの陰謀じゃ」と憤慨した人も多いことでしょう。私がこのことを聞いたときも「そんなバカな」とまず思いました。但し、それは「そんなバカな(ことが行われているなんて!)」ってことではなく、「そんなバカな(こと、あるわけないじゃん)」って意味で。予算の総額がいくらかを考えれば、普通そんなことありえないわけで、何かカラクリがあるだろうと思ったわけですね。 ここでは、当に

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  • 『ポップ×フェミ』第1回 : ピンク「Stupid Girls」の功罪 - 『バックラッシュ!』発売記念キャンペーン跡地

    こんにちは、当ブログ運営者の一人 macska です。普段は macska dot org という「もっとひねりなさい」と言いたくなるような名前のブログでフェミニズム・障害理論・政治といったトピックで敵を作りまくっていますが、ここでは『ポップ×フェミ』というテーマでちょっと緩めの話題を提供していこうかと思います。 さて、今年フェミ業界に最も衝撃を与えたポップソングと言えば、最近来日公演も果たしたピンクの「Stupid Girls」(アルバム『I'm Not Dead』より)。日語にすれば「バカ女」だから、「まれに見るバカ女」とか「男女平等バカ」みたいなバカバカ(chiki さんによれば、「バカな意見をバカが書いてバカが読む」)に対抗するのにピッタリ。 直接的には、表題の「バカ女」が指すのはブリトニー・スピアーズ、オルセン姉妹、ジェシカ・シンプソン、リンジー・ローハン、パリス・ヒルトン

    『ポップ×フェミ』第1回 : ピンク「Stupid Girls」の功罪 - 『バックラッシュ!』発売記念キャンペーン跡地
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