以下は後藤和智さんをお迎えして行ったチャット座談会の一部です。本来は28日のコンテンツなのですが、1日の最大文字数制限に抵触してしまったので、入りきらなかった分を以下に収録します。 (28日のエントリよりつづく) 後藤 共同体の暴力性に関しましてはこのようなことは内藤朝雄氏が『いじめの社会理論』(柏書房)で詳しく論じられているので、そちらを参考にしているのですが、昨今の「地域共同体の再生」みたいなことが、それこそ「不審者」に対する「総動員態勢」になっているのかもしれない。 chiki そうなんですよね。現在ではどうしても「監視技術の道徳主義的利用」(東浩紀)として顕著になる。 後藤 以上の理由から、私が宮台氏が「地域共同体の空洞化」に結びつけた若者論みたいな論理を持ち出してくることに対する違和感を持っているのです。 macska え、宮台さんがそんな論理言っているの? 宮台的には、地域共同