フランスで風刺画家5人を含む12人が殺害されたテロ事件から1週間。襲撃された風刺専門紙「シャルリ・エブド」が事件後初となる特別号の表紙に、イスラム教の預言者・ムハンマドとみられる男性の風刺画を再び掲載した。 特別号の発行部数は300万部。諸外国から引き合いがあったことから、フランス語のほか、英語やアラビア語など16の言語に翻訳され、25か国で発売されるという。 風刺画、15億人のイスラム教徒に対する「不当な挑発」 「シャルリ・エブド」(2015年1月14日発売)の風刺画は、「すべては許される」とのメッセージの下で、「私はシャルリ」と書かれたプラカードを掲げながら涙を流すイスラム教の預言者・ムハンマドを描いた。 一連のテロ事件を受けて、パリを含めたフランス全土で370万人が参加したとされる大規模デモは、表現の自由、報道の自由を求めて、「私はシャルリ」とのメッセージとともに同紙との連帯を示す運