「TOKYO 2021」は、超高層ビルに建て替わる前の戸田建設本社ビル、大規模開発の前夜を舞台に行われるアートイベントです。2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックは、メディアから演出された日本が国内外に発信される機会になります。そこで表層化される日本像とそこに引きずられる価値観に対し、本企画では「建築」と「現代美術」のふたつの展覧会を通じ「2021年以降を考える」ことに大マジメに向き合います。アートの観点だからこそできる、これまでの日本の都市史、美術史の再解釈と、これからの新しいヴィジョンを、東京を舞台に展開します。