衛生陶器最大手のTOTO(北九州市)が25日、第6回「トイレ川柳」の入選作を発表した。集まった2万4463句の中から最優秀賞に選ばれたのは「おしおきで 閉じこめたのに はしゃいでる」。暗くてこわい印象があったトイレも様変わりして、すっかり快適になった。 コピーライター仲畑貴志さんが上位40句を選んだ。オフィスでは「泣き顔を トイレで直し 仕事する」と一人になれる貴重な空間だが、「個室から 甘いメールを 送る午後」と別の使い方も。 家では「1DK トイレも数えて 2DK」とせまさを嘆き、「定年後 妻よりトイレが 暖かい」と居場所を求める。だけど「省エネで 電気消されて 咳(せき)払い」。 洗浄便座「ウォシュレット」発売30年を記念した賞には「あの頃は ボタン押しては 大騒ぎ」が選ばれた。 入選作の一部はトイレットペーパーに印刷され、11月10日の「トイレの日」に全国の書店で発売される