上海でのオフショア開発の数々を成功に導いた実績を持つイー・エージェンシー。国民性や仕事の進め方も違う外国人をいかにマネジメントし、プロジェクトを完遂させるか。その秘訣を現役ブリッジSEに聞く。 オフショア開発が台頭すると言われて久しい。が、あまりその実感をもてないエンジニアは多いのではないだろうか。 そこで、上海を中心にいち早くオフショア開発に乗り出した株式会社イー・エージェンシーでブリッジSEとしてオフショア開発案件のプロジェクトマネジメントに携わる藪本秀之氏に、オフショア開発の実際を聞いた。 「要件定義は日本、実装は海外」が基本 ――イー・エージェンシーが展開するオフショア開発の仕組みについて教えてください。 藪本 まず、弊社にシステム開発を依頼されるお客様は日本の企業がメインです。要件定義といった上流工程については、私がお客様である企業の担当者と協議して決めます。この時点では上