鬼才・園子温監督の最新作『ヒミズ』(公開中)でヒロインを演じた注目の若手女優・二階堂ふみ(17)が、初のフォトブック『進級できるかな。』(講談社)の発売にあわせてORICON STYLEのインタビューに登場した。昨年に同映画で日本人初のベネチア映画祭新人賞を受賞し、大々的に取り上げられた“海外で日本人初の快挙”は果たしてどんな変化をもたらしたのか? 思春期真っただ中を生きているからこその率直な“大人”への気持ちを明かした彼女が、危うさと瑞々しさから放つ“内側”に迫る。 【写真】その他の写真を見る 「大人ってやだな。そうはなりたくはないなと思いました」。受賞から数ヶ月が経ち、周囲の変化を尋ねられると、二階堂は淡々と話しはじめた。「私にとってベネチア(の受賞)は有り難いことの1つだけど、“グリコのおまけ”のような、ご褒美みたいなもの。むしろ園監督の現場に行けたことがすごいんです。あの映画を見て