本田技研工業の子会社・ホンダソルテックは10月1日、同社が開発した薄膜太陽電池が、阪神甲子園球場に採用されたと発表した。 球場のリニューアルに合わせ、内野席を覆う屋根「銀傘」にソーラーパネルを設置。2010年3月から稼働する。推定発電量は年間19.3万キロワット時、CO2削減量は年間約133トン。 銅、インジウム、ガリウム、セレン(CIGS)の化合物が素材の薄膜を利用した太陽電池で、2007年から一般住宅用、08年から公共・産業用商品を販売している。 関連記事 三洋と新日石、薄膜太陽電池の新会社 三洋電機と新日本石油は、薄膜太陽電池を生産・販売する合弁会社・三洋ENEOSソーラーを設立した。 シャープ、薄膜太陽電池の新工場 シャープは720億円を投じて薄膜太陽電池の新工場を堺に建設する。2年後に世界で年間1Gワット規模に生産体制を拡大する計画だ。 関連リンク ニュースリリース ホンダソルテ