飼い犬がトリミング後に、台から飛び降りて骨折したのはドッグサロンの不注意のためだとして、大阪市内の女性が運営会社(同市)に約97万円の賠償を求めた訴訟が大阪地裁で和解した。会社が解決金45万円を支払う。4月28日付。 訴状などによると、女性は2014年5月、同市内のサロンで犬のトリミングを依頼。従業員が50秒ほど目を離した間に、犬が高さ40センチの台から飛び降り、左の前脚を骨折した。トイプードルの中でも小型で「ティーカッププードル」と呼ばれ、当時は生後11カ月で2・2キロだったという。 訴訟で女性側は「台が40センチもの高さでは、飛び降りれば骨折する可能性が高いことは容易に予想できた」と主張。会社側は「従業員に注意義務違反はない」と反論していた。