【ワシントン=加納宏幸】サウジアラビアの反体制ジャーナリストがトルコのサウジ領事館に入ったまま行方不明になっている問題に関し、トランプ米大統領は14日放映されたCBSテレビのインタビューで、サウジ政府の関与が明らかになった場合には「厳しい罰を科す」と述べた。ジャーナリストの殺害が疑われているが、サウジ政府は否定しており、トランプ氏の発言に強く反発した。 失踪したジャマル・カショギ氏が寄稿していた米紙ワシントン・ポストはサウジのムハンマド皇太子が拘束を指示したと報道している。また、トルコからの報道では、同国当局が殺害に関する映像や音声を入手しているとされる。トランプ氏はサウジの関与について、「可能性があるかと聞かれればイエスだ」として、「厳罰」に言及した。 その一方で、米国がサウジと結んだ1100億ドル(約12兆円)相当の武器を輸出する合意は維持したいと重ねて強調した。トランプ氏は14日にも