クライミングのためのトレーニングとしては比較的行いやすい懸垂について、改めて調べたり考えたりしてみた。 懸垂やロックオフはクライミングにおいて基本的な動作なので、ウェイトトレーニングとして懸垂を行うのは間違っていない。ただし、初級者は登るのが一番のトレーニングになるので、時間が確保できるなら登ることを優先するべき。また、中級者以上では指の強さがより重要になってくるということもあり、鍛える部位の優先順位をよく考える必要がある。 最大筋力と筋持久力とでは、まず最大筋力の強化を優先させるべきとされている。最大筋力が向上すれば、それまで限界だったムーブが少し力を抜いて登れるようになれるわけだから、持久力も向上したことになる(LT値が高まり乳酸の発生を遅らせることができる)。一方、筋持久力がいくらあっても、最大筋力が足りず不可能なムーブがひとつでもあればその課題/ルートは登れない。ということで、ここ