旧暦1月15日は中国の正月の最後の日、新年に入ってからの最初の満月の夜。この日は元宵節と言う祭で、家々や商店、街路などにも提灯などの灯火をつけて正月を送る。灯節とも言い、道教と仏教の混交行事と言う。この元宵節の賑わいを見るために上海を訪れた。 中国国際航空を利用したが、やはり正月らしく壁面に縁起物の絵が貼ってあった。 上海の旧い繁華街である豫園商場は、500年前の明代永楽年間に、町の守り神である城隍(chenghuang)を祭るために建立された老城隍廟の門前街として発展し、現在のような商場(マーケット)になってから100年以上になると言う。マーケットと言っても大きなビルなどはなく古風な感じでいい。普段でも多くの観光客などで賑わうが、春節のような時には特に人出が多く、とりわけ元宵節には何十万と言う人で賑わうようだ。今年の元宵節は、午前中は雨が降っていたが夕方にはあがったのでやはり人出は多かっ