U-17ワールドカップ初戦のロシア戦に勝利し、21日(現地時間20時キックオフ)にはグループリーグ第2戦となるベネズエラ戦を控えるU-17日本代表。ロシア戦のスコアは1-0だったとはいえ、欧州チャンピオンを相手にボール支配率62%の数字を叩き出したポゼッション、パスワークは「圧巻」の一言。試合後には他国の記者から「日本のサッカーはサプライズかつセンセーショナルだった」という称賛の言葉をかけられたほど。 ■手段が目的にすり替わらない”96ジャパン”のサッカー日本でもFCバルセロナとスペイン代表をイメージした「ポゼッション型」、「パスサッカー」と呼ばれるようなマイボールを大切にボールと試合の主導権を握ることを目指すサッカーが育成年代を中心に浸透するようにはなってきたが、まだまだ本来は手段であるべき「つなぐこと」、「ボールを失わないこと」が目的化してしまい、本来の目的である「ゴールを奪う」ために