世界的に脱炭素の動きが広がる中、貨物船から排出される二酸化炭素を洋上で回収する実証実験が始まりました。 この実験は、三菱重工業と川崎汽船などが日本とオーストラリアの間を往復する石炭運搬船を使って共同で行います。 船のデッキに高さおよそ5メートルの専用の装置を設置し、航行中に排出される二酸化炭素の一部を、装置の中の特殊な液体で分離・回収する仕組みで、今回の実験では揺れがある船の上で装置の性能に影響がないかを確かめます。 二酸化炭素の回収に向けた実証実験は、国内では火力発電所などで行われてきましたが、会社側によりますと、洋上を航行中の船で行われるのは珍しいということです。 ただ、実用化に向けては、効率よく回収し、集めた二酸化炭素をどう貯蔵するかなどの課題も残されています。 三菱重工業成長推進室の田中太一主席部員は「既存の船の設備やエネルギーのインフラをそのまま活用できる点が大きな特徴で、203
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