研究者たちは、自殺を企てた、もしくは自殺を真剣に考えたことがあると明かした18~30歳の青年17名、そして同じ年齢帯の自殺を全く考えたことがない青年17人を研究対象にした。そして対象者に、ポジティブな言葉10個、ネガティブな言葉10個、自殺や死と関連した単語10個をそれぞれ示し、「磁気共鳴機能画像法(fMRI)」で脳を撮影した。次いで、撮影されたfMRI画像を人工知能が学習。自殺願望を持つ人々の特徴を割り出すことに成功したという。 研究結果によると、自殺しようと考えている人々が「死」という言葉を見ると、脳の中で「恥ずしかさ」を司る部位が他の研究対象者よりも反応したそうだ。同様に「苦境」という言葉を見ると「悲しみ」と関連付けられた部位が強く反応。一方、「怒り」と関連する領域は特段の反応を示さなかった。 研究者たちは進んで、「死・残酷・トラブル・気楽・幸せ・賞賛」などの6つの単語を提示した際、