童貞喪失は大学の時バイト先の子と普通に付き合ってという感じだったが、社会人になって特に出会いもなく独り身が板についてオナニーのテクニックもやたら洗練されてきたころ、家族がらみで非常に嫌なことがあったと同時にくだらない金が入った。 働いて得る金とは違う。嫌悪感に塗れた金だ。俺はその家族がらみの話で生活環境を奪われる路線で話がほぼ確定したことでヤケになっていた。決断を下すのは自分だが、その決断を下すなら俺は下水の水を飲むようにこの後の生活が何も楽しくないイメージが強かった。だから俺は風俗にいってやろうと思った。汚れるなら何でもやってしまえと。 大嫌いなタバコの臭いのする女と口づけをした。 心の全く通っていない欺瞞に満ちた愛を語った。 道具として消費されまた消費した。 なんともいえない息苦しさとよくわからない達成感を感じつつ店を後にし、帰りの道を歩み始めた時、俺はさっきまで抱き合っていた彼女の名
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