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2018年9月19日のブックマーク (2件)

  • 黄斑上膜

    黄斑上膜は網膜前膜、黄斑前膜とも呼ばれ、網膜の表面に膜が形成される病気です。年齢とともに特別な原因がなく生じる特発性のものと、糖尿病網膜症や網膜剥離、ぶどう膜炎などの疾患から引き続いて生じる続発性のものがあります。 特発性黄斑上膜の原因の多くは、加齢に伴い硝子体が変化しておこる後部硝子体剥離です。 発症後、硝子体皮質と網膜の癒着が強すぎることが要因となり黄斑網膜の表面にとり残された硝子体皮質を土台として様々な細胞が蓄積し肥厚していきます。この厚くなった膜はやがて線維状になり収縮します。 特発性、続発性どちらのタイプでも黄斑上膜が収縮すると網膜にシワがよったり、中心部に水が溜まったりします。 収縮の度合いや膜の厚みによって、物が歪んで見えたり(変視症)、視力低下がおこったります。 程度によっては自覚症状が現れない場合もたくさんあります。

    黄斑上膜
  • 黄斑上膜 | 京都府立医大病院眼科

    1)黄斑上膜とは? 眼には、カメラのフィルムにあたる部分が存在します。それが網膜です。網膜は眼球の内側を裏打ちする神経でできた膜で、ここで光を感じ取ります。その網膜の中でも、物体を特に鮮明にはっきりと感じることのできる部分があり、それを黄斑といいます。黄斑上膜とはこの黄斑の上にセロファン状の膜ができる病気です(下図1、2参照)。 2)黄斑上膜の症状は? 物を見る中心である黄斑の上に膜ができるため、膜越しに物を見ることになり視力低下が生じます。またこの膜が収縮することによって網膜を引っ張り、網膜に皺(しわ)を作ったり黄斑に浮腫(むくみ)を起こしたりすることがあり、そのために物がゆがんで見えたりする場合もあります。 3)なぜ黄斑上膜が起こるの? 黄斑上膜ができるのには、様々な原因があるのですが、最も多い原因は加齢に伴うものです。正常な眼球でも40歳から60歳くらいになると、眼球の大部分を占める